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令和4年度 伊那市長谷総合支所 解体工事(伊那市長谷)



【分類】解体【施工】公共工事(伊那市)

【所在地】伊那市長谷溝口

【工事概要】伊那市長谷総合支所の解体工事 鉄筋コンクリート造(一部 鉄骨造 木造) 3階建

建物解体撤去工事 建築面積A=1050.97m2(318坪) 解体体積V=1085延m3 アスベスト含有部分解体撤去工事 該当面積A=898m2 外構・工作物等解体撤去工事 敷地整備A=1978.92m2(600坪) 仮設工事 A=2011掛m2  その他残物処理・石碑移設・モニュメント再設置等


【発注者】:伊那市長  竣工2023年1月


解体前同箇所 長谷支所と福祉センターがつながっています 解体範囲は両方です。

これまでの庁舎は、旧長谷村役場として 昭和34年に建設されました。

施設の老朽化に伴い建て替えることになり、 その為の解体工事を弊社で行います。


市道東側より見た在りし日の旧庁舎です。


内部の片付けと撤去作業は基本人力作業。

廃材の分別化により人員がとても必要です。

重機が使えない部分は内部から柱躯体を残し人力解体をしています。 屋根があったほうが残物が濡れないので屋根解体は後回しにします。


昔の建築なので、塗装材の下地に石綿が混入しています。

その為、特殊な薬剤を使い人力にて剝ぎ取ります。

この作業はとても時間がかかり、2ヶ月ぐらいはこの作業です。 工事における最重要作業です。



屋根保温材にも石綿が使用されています。

その為、長野県環境課の立会のもと、飛散防止措置をして

粛々と作業しています、防護服と防塵マスク必須。

全ての屋根材は2重にビニールで包み、搬出運搬時に周囲に迷惑を かけないように処理をします。 この廃材は長野県では処分できない為、新潟県と三重県へ運ばれました。 原油が高騰の折、運賃だけでも馬鹿になりません。



作業終了の都度、設置したクリーンルームで エアーシャワーを浴びて退場します、病院並み管理です。











石綿(アスベスト)が除去された後は、ひたすら解体重機で解体。 その前に作業箇所は住宅地でもありますので、 粉じんに対する教育と対策を作業員全員で会議を行い、 風向きに対しての注意、埃避けに対する準備、近隣対応等を 確認しました。 これも作業を円滑に行い第三者対策における大切なことです













長谷支所の解体をまず行いました。 散水(ほこり対策)は必須です。











大きく破壊し、さらに現地で細かく粉砕します ダンプトラックに積載できるサイズにします、その際 鉄筋は取り除き分別します。




ダンプトラックによっては積載荷重が変わる為、 廃材の種別によって、乗せるラインを決めて管理します。 過積載は違法です。



続けて福祉センターを解体しました、これも支所と同じですが 3階建てなので周囲に埃が舞わないように注意しながらの作業。



建屋が解体終了してもまだ構造物はあります。 石積みよう壁も解体対象でした。














積雪前(年内中)に場内の整地も行いました。 今年度は雪や雨の影響もなく作業できました。 実際は建屋解体時は雨が待ち遠しかったですが。













整地完了です。 埋まっている残物(排水パイプや便槽)も取り除き 新庁舎の準備はできました。 完成検査も滞りなく終了し、発注者に引き渡しました。












庁舎があった場所、完成検査前。

新庁舎の完成が待ち遠しくなります。 近隣の皆様は8カ月の間とても協力的で おかげさまでスムースに工事が進めれたこと とても感謝しております。

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